【2026年最新版】J.S.A. SAKE DIPLOMAは転職に有利?求人での評価と活かせる人・活かせない人

「SAKE DIPLOMAを取れば、日本酒を扱う店や酒販店への転職で有利になるのかな」
「受験料も登録料もかかるのに、趣味の資格で終わってしまったらどうしよう」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、J.S.A. SAKE DIPLOMAは、日本酒・焼酎を扱う飲食店や酒販店で接客・仕入れ・提案の経験がある人には、転職で評価されやすい資格です。造りから産地、提供温度、料理との合わせ方までを一通り学び、テイスティングと論述の試験を通過したことを示せるため、日本酒に力を入れる店では資格手当や「歓迎資格」の対象になっています。

一方で、飲食や酒類の仕事の経験がなく、資格だけで採用を決めてもらうのは難しいのも事実です。持っていないとできない仕事がある資格ではなく、店が見ているのは、その知識でお客様に何を勧められるかだからです。

この記事では、日本ソムリエ協会の募集要項と公表データ、実際の求人の記載をもとに、J.S.A. SAKE DIPLOMAが転職でどう評価されるのかを解説します。

結論:J.S.A. SAKE DIPLOMAは転職に有利?

結論は「日本酒を売る・出す仕事の経験と組み合わせると有利、資格単体では弱い」です。あなたがどこに当てはまるか、まず確認してください。

あなたの状況 転職での有利さ 次の一手
日本酒を扱う飲食店・酒販店の経験あり
+
資格あり
◎ 日本酒の提案や仕入れを任せられる人として評価されやすい 資格手当や日本酒担当のポジションがある店を探す
ワイン・ソムリエ職など飲料の経験あり
+
資格なし
○ 取得すればワインと日本酒の両方を提案できる人になれる 次回試験に向けて教本を読み始める
飲食・酒類の仕事は未経験
+
資格あり
(または取得予定)
△ 意欲と基礎知識の証明にはなるが決め手ではない 日本酒に力を入れる店で現場経験を積む

受験資格は「20歳以上」だけなので、仕事で日本酒に関わっていない人も受験できます。そのぶん、転職では「資格を持っていること」より「資格の知識を仕事でどう使ってきたか・使うか」が問われます。詳しくは次の章から解説します。

J.S.A. SAKE DIPLOMAとは?1分でわかる基本情報

J.S.A. SAKE DIPLOMAは、J.S.A.ソムリエやJ.S.A.ワインエキスパートを認定している一般社団法人日本ソムリエ協会が、日本酒・焼酎に特化して設けた呼称資格です。2026年度で第10回を迎えます。協会は募集要項で、日本酒・焼酎や和食に携わっている人、ワイン・飲料の知識と経験があってこれから日本酒・焼酎を学ぶ人に最適な資格だと案内しています。

2026年度試験の概要

項目 内容
主催 一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)
資格の種類 協会が認定する民間資格(業務独占ではない)
受験資格 2026年8月31日時点で満20歳以上。国籍・職種・経験は不問
出願期間 2026年3月2日〜7月10日17時59分(Web出願)
一次試験 CBT方式(コンピューターで解答)、100問・60分
2026年7月15日〜8月26日の間で各自が予約した日時
二次試験 テイスティング試験(30分)+論述試験(20分)
2026年9月28日(月)、札幌・東京・大阪・福岡など全国16都市
合格発表 一次:試験終了直後に画面上で発表
二次:10月中旬にマイページで発表
受験料(税込・一次から受験) 一般32,900円/会員23,700円(一次1回受験の場合)
認定登録料 最終合格後に20,950円(税込)
合格率 31.1%(2025年度・受験者2,006人)
資格保有者数 8,211人(2026年1月1日時点の累計)

出典:日本ソムリエ協会 J.S.A. SAKE DIPLOMA試験案内、2026年度 募集要項(PDF)、資格保有者一覧表(PDF) (2026年9月28日確認)

2026年度の出願はすでに締め切られています。2027年度の日程と受験料は、2026年9月28日時点で協会から公表されていません。受験を考えている人は、協会の試験案内ページで翌年度の募集要項を確認してください。

受験料は「一次1回」「一次2回」「二次から」で変わる

一次試験は出願時に「1回受験」か「2回受験」を選べ、2回受験なら不合格でも同じ年度にもう一度挑戦できます。一次試験から受験する人の受験料には二次試験の受験料と、公式教本(J.S.A. SAKE DIPLOMA教本 Fourth Edition、冊子と電子版)が含まれます。

区分(2026年度・税込) 会員 一般
一次から・1回受験 23,700円 32,900円
一次から・2回受験 28,600円 37,800円
二次から(一次免除) 7,300円 14,210円

会員価格になるのは、協会の正会員のほか、J.S.A. SAKE検定の合格者(一次から受験する場合)や、協会の賛助会員の会社に在籍している人です。受験と同時に入会すると入会金が半額になり、入会年の4月1日時点で27歳以下の人は初年度の入会金・会費が無料になる特典もあります(過去に利用していない人に限る)。勤務先が賛助会員かどうかは、社内の担当者に確認しておきましょう。

一次試験に通れば翌年以降は二次から受けられる

2021〜2025年度に一次試験を通過して二次試験で不合格だった人は、同じ呼称に限り、翌5年間のうち3回まで一次試験が免除されます。二次試験のテイスティングや論述で落ちても、次は二次試験の対策に集中できる仕組みです。

2025年度の合格率は31.1%

年度 受験者数 合格者数 合格率
2021年度 2,183人 970人 44.4%
2022年度 2,054人 878人 42.7%
2023年度 1,899人 668人 35.2%
2024年度 2,014人 779人 38.7%
2025年度 2,006人 623人 31.1%

出典:日本ソムリエ協会 資格保有者一覧表(2026年1月1日現在)

一次・二次を通した最終的な合格率で、ここ5年は3〜4割台で推移し、直近は約3人に1人です。一次試験と二次試験それぞれの通過率や合格基準点は、協会から公表されていません。

転職でJ.S.A. SAKE DIPLOMAが評価される理由

日本酒に力を入れる店で、資格手当の対象になっている

日本酒と和食のペアリングを掲げる飲食店を横浜で運営する暁の蔵グループは、採用ページで資格手当を次のように定めています。

  • 利き酒師、調理師免許:各8,000円
  • 専門調理師、ワインソムリエ:各15,000円
  • J.S.A. SAKE DIPLOMA:18,000円

出典:暁の蔵グループ 採用情報(2026年9月28日確認)

この会社では、SAKE DIPLOMAが並んでいる資格の中でもっとも高い手当になっています。すべての店がこうではありませんが、日本酒を看板にしている店ほど、この資格を「日本酒をきちんと説明できる人」の目安として扱うことが分かる例です。

資格名を出して募集する求人がある

求人検索サイトのスタンバイで「酒ディプロマ」と検索すると、296件の求人が表示されました(2026年9月28日確認)。ただし、これはキーワードに反応した件数で、資格名に触れていない求人も含まれます。実際に資格名が書かれているのは、日本酒を扱う居酒屋・和食店のホールや調理、酒販店の販売、ソムリエ職などで、多くは「必須」ではなく「歓迎」や資格手当の対象としての記載です。

つまり、採用の条件ではなく、日本酒を扱う職場で採用や待遇を後押しする材料という位置づけです。

「日本酒を言葉で説明できる」ことを示せる

日本酒の店で求められるのは、銘柄を知っていることだけではありません。お客様の好みや料理に合わせて1杯を選び、なぜその酒なのかを短い言葉で伝える力です。

SAKE DIPLOMAの二次試験は、実際に酒を口にして特徴を判断するテイスティングと、教本の内容について文章で答える論述で構成されています。合格していることは、味わいを判断し、それを言葉にする訓練を受けたことの証明になります。ソムリエと同じ協会の資格なので、ワインを扱う店や、ワインと日本酒の両方を置くレストランでも資格の中身が伝わりやすい点も強みです。

J.S.A. SAKE DIPLOMAが転職で有利にならないケース

ここまで読むと心強い資格に見えますが、有利にならないケースも正直にお伝えします。

(1)日本酒と関係のない仕事に転職する場合

評価されるのは、日本酒・焼酎を扱う飲食店、酒販店、酒類の卸やメーカー、日本酒に力を入れるホテルや旅館などに限られます。事務職や、日本酒を置いていない業態では、趣味の資格として見られることがほとんどです。

別の業界に移りたいなら、その仕事で必要な資格や経験を優先しましょう。SAKE DIPLOMAは履歴書の資格欄に書けば話題にはなりますが、採用の判断材料にはなりにくいと考えておくのが現実的です。

(2)資格だけで接客や販売の経験がない場合

業務独占資格ではないため、資格があるから任せられる仕事はありません。店が見ているのは、忙しい営業中にお客様の好みを聞き取り、在庫の中から1本を選んで勧められるかです。

未経験で日本酒の仕事に就きたい人は、資格の勉強と並行して、日本酒を多く扱う店でアルバイトやホールの仕事を経験しておくと、面接で話せる材料が増えます。

(3)認定登録をしていない場合

二次試験に合格しても、認定登録の手続きをして認定登録料20,950円を納めるまでは、認定証や資格認定カード、認定バッジは届きません。履歴書に書く前に、登録が済んでいるかを確認しておきましょう。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。日本酒を扱う仕事の経験とセットで見せれば、他の応募者との差になる資格だということです。次の章で、タイプ別の活かし方を見ていきます。

【タイプ別】あなたの場合、J.S.A. SAKE DIPLOMAは武器になる?

日本酒を扱う店の経験者は、提案と仕入れを任される根拠になる

もっとも有利になるのがこのタイプです。居酒屋や和食店のホール、酒販店の販売で日本酒を勧めてきた人は、資格によって「なんとなく詳しい人」から「体系立てて説明できる人」に見え方が変わります。

評価されやすいのは、次のような場面です。

  • 季節の酒や新しい蔵の酒を選び、メニューやPOPの説明文を書く
  • 料理長と相談しながら、コース料理に合わせる酒を決める
  • スタッフに日本酒の基本を教え、店全体の提案力を上げる
  • 資格手当の対象になり、月々の給与に反映される

一方で、今の店では日本酒担当の役割がなく、手当も付かないということもあります。その場合は、日本酒に力を入れていて資格を評価してくれる店に移るのも選択肢です。

資格手当や、入社後に仕入れやメニューづくりまで任せてもらえるかは、求人票だけでは見分けにくいものです。飲食業界に強い転職エージェントなら、店の方針や手当の有無を確かめてから応募できます。

ワイン・ソムリエ職の経験者は、日本酒も提案できる人になれる

レストランでワインを担当しているソムリエや、ワインショップのスタッフは、テイスティングの基本がすでに身についています。SAKE DIPLOMAを加えると、ワインと日本酒の両方を料理に合わせて提案できる人になり、和食やフュージョン料理の店、訪日客の多いホテルのレストランなどで役割が広がります。

同じ協会の資格なので、教本の構成やテイスティングの考え方にも共通点があります。ただし、日本酒・焼酎の造りや原料米、表示のルールはワインと大きく違うため、まずは教本の造りの章から読み始めましょう。

飲食・酒類の仕事が未経験なら、資格だけでは採用の決め手になりにくい

合格・取得済みであっても、接客や販売の経験がなければ、資格だけで経験者と同じ評価を得るのは難しいでしょう。この資格は、日本酒を学んできた意欲と基礎知識を示す材料にはなりますが、現場の経験の代わりになるわけではありません。

まずは、応募したい求人が未経験者を受け入れているかを確認しましょう。そのうえで、学んだ知識を、応募先のどの場面で使いたいか(例えば「料理に合わせた日本酒の提案」「外国人のお客様への説明」)を具体的に伝えることが大切です。

J.S.A. SAKE DIPLOMAを活かせる仕事と年収の目安

仕事 主な内容 資格の効き方
日本酒を扱う居酒屋・和食店のホール・店長 日本酒の提案、メニューづくり、スタッフ教育 ◎ 提案力の裏づけ。資格手当の対象になる店がある
日本酒を扱う店の調理・料理長候補 料理づくり、料理と酒の組み合わせの検討 ○ ペアリングを考えられる料理人として評価される
酒販店の販売・バー担当 店頭での接客、試飲の提供、仕入れ補助 ◎ 業務内容と直結
レストラン・ホテルのソムリエ ワインと日本酒の提案、飲料の管理 ○ ワインに加えて日本酒も任せられる
酒類の卸・メーカーの営業 飲食店や小売店への提案、商品説明 ○ 取引先への説明の説得力が上がる

年収は業態・地域・役職で大きく変わるため、ここでは確認できた求人の例を示します。

  • 日本酒と和食のペアリングを提供する飲食店グループの厨房スタッフ(正社員、横浜市)
    月給27万4,000円〜52万4,000円(店長・料理長候補は35万7,000円〜)。SAKE DIPLOMAの資格手当は月18,000円

出典:暁の蔵グループ 採用情報(2026年9月28日確認)

大手の飲食グループでは、SAKE DIPLOMAを持つ社員が店長を務めている例もあります。エー・ピーホールディングスの社員インタビューでは、店長がソムリエとSAKE DIPLOMAの資格を持ち、酒類の提案や若手の指導に活かしていることが紹介されています。

あわせて取得すると強い資格

J.S.A.ソムリエ

同じ日本ソムリエ協会の呼称資格で、ワインを中心に酒類・飲料全般を扱います。受験には、酒類・飲料の提供や販売などの仕事を通算3年以上(協会の会員歴2年以上の人は2年以上)経験し、現在も続けていることが必要です。日本酒とワインの両方を扱う店では、2つそろっていると飲料全体を任せやすくなります。

J.S.A. SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL

同じ協会が実施する日本酒・焼酎の国際版の資格で、2025年度は日本のほかアメリカ、台湾、香港、シンガポール、ドイツ、イギリス、フランスで実施されました。訪日客の多い店やホテル、日本酒の輸出に関わる仕事を目指す人の次の目標になります。

調理師

日本酒を扱う店の調理職を目指すなら、料理の資格と組み合わせることで「料理と酒の両方を考えられる人」になれます。先ほどの暁の蔵グループのように、調理師とSAKE DIPLOMAの両方を手当の対象にしている店もあります。

J.S.A. SAKE DIPLOMAに最短で合格するには

一次試験は公式教本を軸に独学で対策する

一次試験は、協会の公式教本(J.S.A. SAKE DIPLOMA教本 Fourth Edition)の記載事項から出題されます。教本は一次試験から受験する人に配られ、電子版も読めるので、まずは教本を1周することが出発点です。

独学でつまずきやすいのは次の2点です。

  • 覚える範囲が広い
    日本酒の原料と造り、酒税法や表示のルール、各地の産地、焼酎まで範囲が広く、全部を同じ深さで覚えようとすると時間が足りなくなる
  • CBTは1回60分で100問
    1問あたり36秒の計算なので、迷った問題に時間を使いすぎると最後まで解ききれません。用語を見てすぐに判断できるまで繰り返す必要があります

一次試験を「2回受験」で申し込んでおくと、1回目で不合格でも同じ年度にもう一度挑戦できます。仕事が忙しく準備期間が短い人は、出願時に検討しておきましょう。

二次試験は論述の答案の型とテイスティングを仕上げる

二次試験はテイスティング30分と論述20分です。一次試験の合格後から二次試験までの期間は短いため、一次の勉強中から二次を意識しておくのが効率的です。

  • 論述:20分で答案を書き上げるには、テーマごとに「何を入れるか」「どの順で書くか」を事前に決めておくことが欠かせない。精米歩合や三段仕込みのような造りのテーマは、理由まで説明できるかを確認する
  • テイスティング:香りや味わいを表す言葉を、実際に飲み比べながら自分の中で決めておく。30分の中で迷わず書けるよう、決まった順番で香り・味わい・特徴を確認する練習をする

論述の出題形式や採点基準の詳細は、協会から公開されていません。教本の記載を、自分の言葉で筋道を立てて説明できるかを基準に練習しましょう。

論述の準備には、第二次試験の論述でよく問われるテーマを50に絞り、答案に入れる項目とその根拠、組み立て例をまとめた教材も使えます。造り・表示制度と原料米・産地と焼酎・提供とペアリングの4部構成で、無料で読めるサンプルもあります。なお、テイスティングと一次試験(CBT)の範囲は含まれていません。

J.S.A. SAKE DIPLOMAを活かして転職を成功させる進め方

資格が評価される求人を探す

求人検索では「SAKE DIPLOMA」「酒ディプロマ」だけでなく、「日本酒 ソムリエ」「日本酒バー」「地酒 専門店」「利き酒師 歓迎」などの言葉でも探してみましょう。資格名が書かれていなくても、日本酒の知識を求めている求人は多くあります。

資格手当の欄に日本酒やワインの資格が並んでいる会社は、飲料の知識を給与で評価する方針があると考えられます。まずはそうした会社を候補に入れましょう。

職務経歴書で資格と経験をつなげる

「J.S.A. SAKE DIPLOMA 取得」と書くだけでは伝わりません。「季節ごとに日本酒のメニューを入れ替え、料理との組み合わせを提案して日本酒の注文数を増やした」「スタッフ向けに日本酒の勉強会を開いた」など、知識を使った場面を具体的に書きましょう。

数字で示せる成果があれば、あわせて書くと説得力が増します。認定登録を済ませた年も書いておきましょう。

転職エージェントを味方につける

ここまでのステップを1人で進めるのは、シフト勤務をしながらだとかなり大変です。そして何より、SAKE DIPLOMAを持っている人ほど、転職エージェントを使う価値があります。

理由はシンプルで、この資格の価値は求人票に書かれにくく、店ごとに評価の仕方が大きく違うからです。

転職エージェントを使うメリットは?

求人探しから応募、企業とのやり取りまで、相談できることは主に5つあります。対応範囲はサービスによって異なります。

給与や資格手当の条件を相談できる

「資格手当は付きますか」「日本酒担当として給与に反映してもらえますか」と、応募者が自分から切り出すのは気が引けるものです。エージェントは企業との間に入り、条件の確認や交渉を代わりにしてくれます。

「SAKE DIPLOMAを持ち、日本酒のメニューづくりを担当してきた」という強みを、店側が評価しやすい形で伝えてもらえるので、同じ経歴でも提示される条件が変わることがあります。

希望に合う求人を紹介してもらえる

「日本酒に力を入れている店で働きたい」「店長やソムリエとして役割を広げたい」「休みの取りやすい会社がいい」。希望を伝えるだけで、条件に合う求人を選んで紹介してくれます。一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあり、自分で探すだけでは出会えない選択肢が増えます。

入社前に職場の実情を確認できる

日本酒の仕入れやメニューづくりを本当に任せてもらえるのか、資格手当は付くのか、営業時間や休日の実態はどうか。入社してから「思っていたのと違った」とならないよう、応募前に確認できます。

書類や面接の対策をしてもらえる

資格を職務経歴書にどう書けば評価されるか、面接で日本酒の知識や提案の経験をどう伝えればいいかを、飲食業界を知る担当者がアドバイスしてくれます。

面接の日程調整を任せられる

面接の日程調整や企業とのやり取りを代わりにしてくれるので、今の仕事を続けながらでもスムーズに転職活動ができます。

さらに、これらはすべて無料です。エージェントは採用が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みなので、求職者がお金を払うことはありません。

こんな人は、まず相談だけでもしてみてください

  • 資格を取ったのに、今の店では手当も役割も変わらない
  • 日本酒にもっと力を入れている店で働きたい
  • ホールや販売の経験を活かして、店長やソムリエの立場を目指したい
  • 飲食業界の中で、給与や休日の条件がよい会社に移りたい
  • 転職するかはまだ決めていないが、自分の経験と資格でどんな求人があるのか知りたい

1つでも当てはまるなら、エージェントに相談してみましょう。あなたの経験と資格ならどんな条件の求人があるのか質問し、答えてもらうだけでも価値があります。

どの転職エージェントが自分に合う?

転職エージェント タイプ 特徴 向いている人
クックビズ(公式サイト・新しいタブで開きます) 特化型(飲食・外食) 飲食業界・外食産業に特化した転職支援。求人紹介から書類・面接対策まで無料 日本酒を扱う飲食店のホール・調理・店長を目指す人
フーズラボ・エージェント(公式サイト・新しいタブで開きます) 特化型(飲食・正社員) 飲食店の正社員求人が中心。給与などの条件交渉や企業情報の提供も行う 飲食業界で正社員として条件を上げたい人
doda(公式サイト・新しいタブで開きます) 総合型 求人数が多く、業界をまたいで比較できる 酒類メーカー・卸の営業など、飲食店以外も検討したい人

迷ったら、飲食業界の特化型と総合型を1社ずつ、2社に登録するのがおすすめです。紹介される求人を比べることで、自分の経験と資格がどう評価されるのかがより正確にわかります。

よくある質問

J.S.A. SAKE DIPLOMAは意味ない資格ですか?

日本酒と関係のない業界への転職では評価されにくいですが、日本酒を扱う飲食店や酒販店では、資格手当や歓迎資格の対象になっています。接客や販売の経験とセットで見せることで意味のある資格です。

飲食の仕事をしていなくても受験できますか?

受験できます。受験資格は基準日(2026年度は8月31日)時点で満20歳以上であることだけで、国籍・職種・経験は問われません。J.S.A.ソムリエのような職務経験の条件もありません。

唎酒師(利き酒師)とどちらを取ればいいですか?

唎酒師は別の団体が認定する日本酒の資格で、求人では両方を歓迎資格や手当の対象として並べている店もあります。ソムリエ資格と同じ協会の資格で、テイスティングと論述の試験を受けたいならSAKE DIPLOMAが選択肢になります。応募したい店の手当や歓迎資格の欄で、どちらが書かれているかを確認するのが確実です。

独学で合格できますか?

一次試験は公式教本から出題されるため、教本を軸にした独学でも合格を目指せます。二次試験の論述は答案の型を、テイスティングは飲み比べを早めに準備しておくことが大切です。論述の仕上げには直前ノートもご活用ください。

二次試験で落ちたら、また一次試験から受け直しですか?

一次試験を通過して二次試験で不合格だった場合、同じ呼称に限り、翌5年間のうち3回まで一次試験が免除されます。免除を使う場合も出願期間内の申込みが必要です。

まとめ:あなたの次の一手

J.S.A. SAKE DIPLOMAは、日本酒を扱う飲食店や酒販店で働いてきた人にとって、日本酒を体系立てて説明できる人材だと示せる資格です。日本酒に力を入れる店では資格手当や歓迎資格の対象にもなっています。一方で、業務独占資格ではないため、資格単体で採用が決まるわけではありません。

これから受験する人は公式教本を軸に一次試験を固め、二次試験の論述とテイスティングを早めに準備しましょう。取得済みの人は、資格を評価してくれる店を選ぶことが、資格を給与や役割に結びつける近道です。

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。