ことわざ検定は転職に役立つ?級の選び方と、求人・入試での扱われ方

「ことわざ検定に合格したら、履歴書に書いて転職で評価されるのかな」
「受検料も勉強時間もかかるのに、仕事に関係なかったらどうしよう」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、ことわざ検定は、転職の決め手になる資格ではなく、ことわざ・慣用句・四字熟語の知識を客観的に示して、言葉を扱う仕事の応募書類に添えられる資格です。確認できた求人に、資格名を条件にしたものはありませんでした。

一方で、公式サイトは大学入試で評価する大学の一覧を公開しており、国語を教える仕事や言葉の資格を重ねたい人にとっては、続けやすい試験です。

この記事では、協会の公式情報と実際の求人をもとに、級の選び方、受検の流れ、求人や入試での扱われ方、勉強の進め方を解説します。

結論:ことわざ検定は転職に有利?

結論は「言葉を扱う仕事の経験や志望と組み合わせて意味が出る。資格単体では、転職の決め手にならない」です。あなたがどこに当てはまるか、まず確認してください。

あなたの状況 転職での有利さ 次の一手
国語を教える・書く・編集するなど、言葉を扱う仕事の経験あり
+
資格あり
○ 知識の裏づけとして、応募書類に添えられる 資格欄に級を書き、職務経歴書で指導や執筆の具体例とつなげる
言葉を扱う仕事の経験あり
+
資格なし
△ 取らなくても応募できる。取るなら、経験を整理した後でよい まず経験を整理し、取るなら級を決めて次の回に申し込む
未経験
+
資格あり(または取得予定)
△ 学ぶ意欲は伝わるが、求人の条件は指導経験や免許 資格より先に、応募できる入口の求人を探す

ことわざ検定には、国家資格のように「持っていないとできない仕事」がありません。受検資格にも制限はありません(協会のよくある質問)。そのため、取るかどうかは「転職に使えるか」だけでなく、ことわざの知識を身につけたいか、教える仕事や入試で使いたいかで決めるのが現実的です。

ことわざ検定とは?1分でわかる基本情報

ことわざ検定(略称「こと検」)は、一般社団法人 ことわざ検定協会が実施する民間の検定です。協会は、日本の伝統的な言語文化である「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」を学び、その知識を客観的に測ることを目的に掲げています。

第1回は2011年8月に行われました。協会は2021年3月に設立され、2021年11月の第27回から、パソコンやスマートフォンで受けるオンライン方式に切り替えています。

10級〜1級の10段階。上の級ほど、下の級の範囲も含む

級 受検の目安 出題の中心 受検料(税込) 試験時間 合格正解率
10級 小学3年生 小学校低学年で学んでおきたいことわざ 2,530円 40分 70%程度
9級 小学4年生 小学生向けの基本ことわざ、体に関する慣用句 2,860円 40分 70%程度
8級 小学5年生 中学入試に出る、比較的やさしいことわざ(動物・昆虫など) 2,860円 40分 70%程度
7級 小学6年生 中学入試に出ることわざ(植物・天候・季節など) 3,410円 40分 70%程度
6級 小学6年生(ハイレベル) 中学入試に出ることわざ(家族・食べ物・職業など暮らしに関するもの) 3,410円 40分 70%程度
5級 中学生 高校入試に出ることわざ、現代で常用される基本のことわざ 3,960円 50分 70%程度
4級 高校生 大人になるまでに知っておきたい、実用的で一般的なことわざ 3,960円 50分 70%程度
3級 一般 4級までに、古典・新語・郷土のことわざを加えたもの 4,840円 50分 70%程度
2級 一般(ハイレベル) 3級までに、世界各地のことわざや職業に関することわざを加えたもの 6,270円 50分 80%程度
1級 難問チャレンジャー 辞典にないことわざ、近年見つかったことわざなど、専門家レベルのもの 9,020円 50分 80%程度

出典:こと検とは|ことわざ検定協会、ことわざ検定のご案内(協会の案内資料)(2026年10月4日確認)

協会は難易度について、「各級の難易度に、それほど大きな差はありません」「選択肢が2択から3択になったりするようなイメージ」と説明しています。上の級は下の級のことわざも出題範囲に含むため、知っていなければならないことわざの数が、級が上がるほど増えるというのが、難しさの中身です。

受検の概要

項目 内容
主催 一般社団法人 ことわざ検定協会
資格の種類 協会が実施する検定(民間資格・業務独占ではない)
受検期間 第47回:2026年11月14日(土)〜11月23日(月・祝)/第48回:2027年2月13日(土)〜2月21日(日)
申込期間 第47回:2026年10月1日〜11月13日(団体は10月30日まで)/第48回:2027年1月4日〜2月12日(団体は1月29日まで)
受検方法 個人はオンライン受検のみ。団体(10名以上)はオンラインまたはペーパーテスト
出題形式 10級は選択式。6〜9級は選択式+入力式(単語を答える簡単なもの)。1〜5級は選択式+入力式
採点 選択式は自動採点。入力式は6〜9級が自動採点、1〜5級は協会の添削員が採点
結果の発表 6〜10級は終了ページで即時に分かる。マイページでの発表は、検定の翌月20日12時以降。1〜5級はこの発表で確認する
受検資格 制限なし(ただしオンライン受検のため、小学生以下は操作や入力ができるかを確認して申し込む)
合格率 公式サイトで公表されていない

出典:検定について、受検の申し込み、よくあるご質問、協会の「試験開始前に必ずお読みください」(PDF)、協会について(2026年10月4日確認) ※受検前に必ず協会の最新の受検案内を確認してください。

受検の流れと、先に知っておきたい決まりごと

個人で受ける場合の流れは、次のとおりです。

  • オンライン受検専用サイトに無料の会員登録をして、受ける級を申し込む
  • 受検期間内の好きな日時に、パソコン・スマートフォン・タブレットから受検する
  • 結果をマイページで確認する。合格証書は、オンライン受検の場合、マイページから自分で印刷できる

受ける前に押さえておきたい決まりごとは、次の4つです。

  • やり直しができない
    受検期間内でも、一度解答を終えたら再受検できません。受検料を払った後の取り消し、払い戻し、次回への振替、級の変更も、一切できません。
  • 資料を使えない
    受検に使う端末以外のパソコンやスマートフォン、辞書、参考書、手書きのメモは使えません。
  • 入力式は書き方の指示を守る
    ひらがなで答える、漢数字ではなくアラビア数字で答える、といった指示どおりに入力しないと、内容が合っていても正解になりません。余分なスペースを入れると、正しく採点されないことがあります。
  • 支払いの期限
    銀行振込・コンビニ払いを選んだ場合は、3日以内に支払わないとキャンセルになります。

合格率は、公式サイトで確認できなかった

協会の公式サイトで開いたページ(検定について、こと検とは、受検メリット、受検の申し込み、お知らせ)には、受検者数や合格率の記載がありませんでした。公表されているのは、各級の「合格正解率」(合格に必要な正解の割合)で、1級・2級が80%程度、3級〜10級が70%程度です。「程度」とある点から、年によって前後することがわかります。

求人・入試で、ことわざ検定はどう扱われているか

確認した求人に、ことわざ検定を条件にしたものはなかった

求人ボックスで「ことわざ検定」と検索し(2026年10月4日)、1ページ目に表示された9件の本文を確認しました。「ことわざ検定」という語を含む求人は、0件でした。9件のうち7件は2027年卒向けの新卒採用で、本文のことわざは、「石の上にも三年」のように、会社の紹介文に使われた言い回しです。WebSearchで「ことわざ検定」の求人を探しても、資格として挙げた求人は見つかりませんでした。

求人ボックスの検索は「ことわざ」と「検定」を分けて拾うため、これは求人の総数を示す数字ではありません。確認できたのは、ことわざ検定の名前を条件や歓迎資格に書いた求人を見つけられなかったということです。

公式サイトが示す評価先は、大学入試

協会の公式サイトは、受検のメリットとして「学校や企業で評価される」と書いています。ただし、評価する企業の名前は載っていません。載っているのは、入試で評価する大学の一覧(PDF)です。

一覧を開くと、書かれている活用の仕方は大学ごとに違います。

  • 多くは「自己アピールの一つとして参考にする」という書き方で、点数への加算は明記されていない
  • 旭川大学(経済学部の公募制推薦)と芦屋大学(一般・推薦・AO)は、「書類審査の際、加点(3級以上)」と書かれている
  • 札幌大学(自己推薦)は「級に応じて点数加点」と書かれている
  • 関西大学(AO)は「出願要件のひとつとして」と書かれている
  • 協会の公式サイトが入試評価の例に挙げる早稲田大学と明治大学は、一覧では「活用内容については非公表」と書かれている

この一覧は、協会が2023年10月に公式サイトへ載せた版です。評価の中身は大学ごとに変わるため、受験を考える大学の最新の募集要項で確認してください。

企業の評価先を公表している言葉の検定もある

同じ言葉の検定でも、日本語検定は、採用で認定者を評価する企業の一覧を公式サイトで公開しています。企業名と、「参考」「加点」「優遇」といった評価の種類が載っており、数えたところ、2026年10月4日時点で113の企業・団体が掲載されていました(参考75、優遇29、加点9)。

ことわざ検定の公式サイトで開いたページには、これに当たる企業の一覧が見当たりませんでした。企業の採用で評価されると期待して取るなら、評価してくれる会社を自分で見つける必要がある、というのが現状です。

ことわざ検定が転職で有利にならないケース

ここまで読むと、役に立たない資格に見えるかもしれません。有利にならないケースを先に書きます。

(1)資格名を決め手に、求人を探す場合

「ことわざ検定 歓迎」で探しても、求人は見つかりません。資格名で転職先を探すより、国語の講師、言葉を扱う職種など、仕事の内容で探すほうが、応募できる求人にたどりつけます。

(2)未経験で、資格だけを持って応募する場合

次の章で紹介する国語の講師の求人でも、条件は指導経験や教員免許でした。ことわざ検定は、経験や免許の代わりにはなりません。

(3)転職のためだけに、上の級を目指す場合

協会は、履歴書に書く級について「何級からでもお書きいただけます」と案内しています。一方、求人には級を条件にしたものが確認できませんでした。1級は受検料が9,020円で、出題が辞典にないことわざにまで及びます。転職のためだけに、1級まで進む理由は見つかりませんでした。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。学ぶ内容と、使いたい場面が合っていれば、意味のある資格です。次の章で、立場ごとに見ていきます。

【立場別】あなたの場合、ことわざ検定は役に立つ?

国語を教える仕事をしている人・目指す人は、教える内容の整理に使える

協会によると、団体で受検する人の中心は、学習塾や中学校です。各級で出題されることわざは、すべて級ごとの公式ガイドに載っていると、協会が書いています。

そのため、塾や学校で国語を教える人は、「何を、どの順番で教えるか」を整理する材料としてこの資格を使えます。7級・6級は「中学入試に出ることわざ」、5級は「高校入試に出ることわざ」と、級が受験の段階に対応しているためです。

ただし、求人側が見ているのは経験と免許です。資格は、応募書類で「ことわざの指導に自信がある」と補足する材料にとどまります。

編集・広報・営業など、言葉を使う仕事の人は、誤用を防ぐ知識の裏づけになる

協会は、ことわざの意味が時代で変わる例として、「情けは人の為ならず」を挙げています。本来は「他人に親切にすると、回りまわって自分に返ってくる」という意味ですが、近年は「人のためにならない」と取る人がいる、という説明です。

社内の文書や、取引先へのあいさつ文で、意味を取り違えたことわざを使ってしまうと、内容が正しくても信頼を落とします。ことわざ検定の勉強は、こうした取り違えに気づく練習になります。ただし、採用で評価された例は確認できていないので、「身につけた知識の証明」として履歴書に添える位置づけです。

未経験で言葉の仕事に移りたい人は、資格より入口の求人を先に探す

国語の講師の求人には、学習塾での集団授業の経験が1年以上、という条件のものがありました。学生時代の経験でもよいと書かれています。一方、教員免許があれば、教師としての勤務経験がなくても応募できる求人もありました。

ことわざ検定の合格は、こうした条件を満たす代わりにはなりません。まず、応募できる入口の求人を探し、資格は面接で語れる学びとして足す順番がおすすめです。

ことわざ検定を活かせる場面と、確認できた求人の条件

ことわざ検定を条件にした求人がないため、ここでは、ことわざ検定の知識が使われる場面に近い、国語を教える仕事の求人を2件開き、何が条件になっているかを確認しました。

仕事 主な内容 確認できた求人の条件 給与(求人記載)
学習塾の英語・国語・社会講師(千葉県市川市・正社員) 小学4年生〜中学3年生に、高校受験向けの集団授業を行う 学習塾での集団授業の経験が1年以上(学生時代の経験でも可) 月給28万〜50万7,000円
通信制高校の国語講師(大阪市・アルバイト) スクーリング授業のレポートの添削 現在有効な高等学校の教員免許。教師としての勤務経験がなくても応募できる 時給2,500円

出典:求人ボックスの求人ページ(ビジョン・エデュケーション、EGSインターナショナル)(2026年10月4日確認) ※給与は職務・勤務地・経験などで変わります。ことわざ検定の合格者の平均年収ではありません。

2件とも、「ことわざ検定」の記載はありません。 求められているのは、教えた経験か、免許です。この2件で国語の講師の求人全体を言い切ることはできませんが、「資格より経験と免許が先に見られる」という傾向は読み取れます。

あわせて取得すると強い資格

ことわざ検定の上位の段位と「言語文化マスター」認定

ことわざ検定協会は、検定の合格を重ねる「段位」と、他の言葉の資格と組み合わせる「言語文化」の認定を設けています。

  • ことわざジュニア・スペシャリスト:10級から7級のすべてに合格
  • ことわざスペシャリスト:6級から4級のすべてに合格
  • ことわざ上級スペシャリスト:2級と3級に合格
  • ことわざマスター:2級と1級に合格(協会によると、独自にことわざ検定の対策講座を開けるようになる)
  • 言語文化ジュニア・スペシャリスト/スペシャリスト/マスター:ことわざ検定の7級以上/6級以上/3級以上の合格と、他の語学系資格試験の合格を組み合わせる

協会は、言語文化の例として、作文検定3級とことわざ検定7級の組み合わせを挙げ、漢字検定、英語検定、ニュース時事検定など、言葉を扱う検定が対象になると書いています。申請はメールで行い、審査を通ると、認定証の発行手数料2,200円(税込)がかかります。履歴書に「ことわざ検定○級」だけを書くより、複数の言葉の資格をまとめて示せるのが、この認定の使い道です。

日本語検定

日本語の総合的な能力を測る検定です(日本語検定委員会)。公式サイトに、採用で認定者を評価する企業の一覧があり、新入社員研修などで延べ800以上の企業が検定を使っていると書かれています。言葉の資格を企業の採用や研修で使いたいなら、評価する企業が公表されている日本語検定を先に検討できます。 そのうえで、ことわざ・慣用句の知識を足したいときに、ことわざ検定を重ねる順番です。

漢検(日本漢字能力検定)

漢字の意味を理解し、文章の中で正しく使う力を測る検定で、問題は記述式が中心です。公式サイトには、高校・大学の入学者選抜や、企業の採用試験で評価されていると書かれています。ことわざ検定が「ことわざ・慣用句・四字熟語」を測るのに対し、漢検は漢字の読み書きを測るので、国語を教える仕事では、補い合う関係になります。

ことわざ検定に合格するための勉強法

まず公式のレベルチェックで、受ける級を決める

協会の「こと検とは」のページには、各級のレベルチェックの問題が載っています。目安は次のとおりです。

  • 各級のレベルチェックの問題を解き、正解数を数える
  • 3級〜8級は9問以上、2級・1級は11問以上の正解なら、その級に挑戦できる目安
  • 10級・9級は7問以上の正解が目安
  • 全問正解なら、1つ上の級に挑戦してもよい

これは受検の目安であり、合格の保証ではないと協会が断っています。社会人の最初の級は、公式の目安(3級=一般、4級=高校生)を参考に、レベルチェックの結果で決めるのが確実です。

公式ガイド&ドリルと過去問題を軸にする

級の併願はできます。10級から順番に受ける必要もなく、自分のレベルに合う級から申し込めると、協会が案内しています。

出題されることわざは、すべて級ごとの公式ガイド&ドリルに載っていると、協会が書いています。出題範囲が明示されているので、独学でも対策を立てやすい試験です。

協会が公式の教材として挙げているものは、次のとおりです(協会の教材ページに掲載された、BASE・メルカリの「こと検公式ショップ」で販売)。

  • 公式ガイド&ドリル:10級990円、9級・8級1,210円、7級・6級1,320円、4級/5級1,430円
  • 公式ガイド&ドリル+過去問題のセット:4級・5級2,420円など(4級〜10級)
  • 公式ガイドブック(下巻):1,540円
  • 過去問題3冊セット:各級990円(第44回〜第46回を収録)

金額はいずれも税込で、送料は別です。たとえば4級を受けるなら、受検料3,960円と、ガイド&ドリルと過去問題のセット2,420円で、合計6,380円(送料別)が基本の費用です。3級以上は、教材ページに掲載された教材のうち、どれが対応するかを、購入前に協会の教材ページで確認してください。

協会は、教材ページ以外で売られている「ことわざ検定 対策問題集」について、「当協会は作成に関わっておらず、中には不正確な記述がみられる」と注意を呼びかけています。

つまずくのは、入力式と、上の級の「範囲の広がり」

次の3点は、協会の情報から考えた勉強上の見立てです。協会が示した出題傾向ではありません。

  • 入力式の書き方
    1〜5級と6〜9級には入力式があります。指示(ひらがな、漢字一字、アラビア数字など)と違う書き方は、内容が合っていても正解になりません。過去問題を解くときから、書き方まで含めて練習しましょう。
  • 意味の取り違え
    「なんとなく知っている」ことわざほど、意味を取り違えやすいものです。選択肢で正解できても、意味を自分の言葉で言えるかを確認してください。
  • 上の級の範囲
    3級は古典・新語・郷土のことわざ、2級は世界各地や職業に関することわざが加わります。1級は辞典にないことわざも出ます。上の級を受ける人ほど、下の級の復習が必要です。

直前期は、間違えたことわざだけを集中して見直す

試験の1〜2か月前は、新しいことわざを増やすより、過去問題で間違えたことわざを、公式ガイドで確認し直す時期です。

  • 過去問題を、本番と同じ時間(40分または50分)で解く
  • 間違えたことわざと意味を、1枚にまとめる
  • 前日は、まとめた1枚だけを見直す
  • 受検前に、協会が案内する環境テストで、使う端末が動くか確認する

受検料の払い戻しも級の変更もできないため、申込の前に級を決め切ることが大切です。

この資格に対応した直前ノートの教材は、現時点でありません。公式ガイド&ドリルと過去問題を中心に進めてください。

ことわざ検定を仕事と転職に活かす進め方

資格名ではなく、仕事の内容で求人を探す

求人検索では、「ことわざ検定」ではなく、「国語 講師」「国語科 非常勤」「個別指導 国語」などの言葉で探します。ことわざ検定を条件にした求人は確認できなかったので、資格名で探すと、1件も出ないか、無関係な求人しか出ません。

条件は、指導経験、学習塾での授業経験、教員免許などが中心でした。応募できる条件かどうかを、先に確認しましょう。

履歴書では資格欄に級を書き、職務経歴書では使った場面を書く

履歴書の資格欄には、「ことわざ検定 ○級 合格」と、合格した年月を書きます。協会が資格の書き方を定めているかは、公式サイトで確認できませんでした。合格証書の表記に合わせて書きましょう。合格認定番号は、段位の申請にも必要なので、控えておきます。

応募先に合格の証明を求められたときは、協会に申請して合格証明書(A4・1枚550円(税込))を発行してもらえます。合格証書は、第27回以降の受検ならマイページから印刷できます。第26回以前の合格証書は、再発行できません。過去に何級まで合格したか分からなくなったときは、受検履歴の照会(2年前まで)もメールで受け付けています。

職務経歴書では、資格名より、知識を使った場面が伝わります。たとえば、次のように書きます(例文です)。

  • 「中学受験コースの国語で、ことわざ・慣用句の単元を担当し、公式ガイドの出題範囲に沿って小テストを作成した」
  • 「社内報の記事で、意味を取り違えやすいことわざの用例を調べ、校閲の段階で修正した」

経験が足りないときは、入口の求人で経験を作る

指導経験が必須の求人に、いきなり応募できない場合は、条件の軽い求人から入ります。たとえば、教員免許があれば教師の経験がなくても応募できる求人、学生時代の授業経験を認める求人がありました。

そこで指導の経験を重ねてから、国語の講師の求人に応募すれば、ことわざ検定も「学び続けている証拠」として活きます。

よくある質問

ことわざ検定は意味ない資格ですか?

転職の条件や歓迎資格として書かれた求人は、確認できませんでした。一方で、大学入試で評価する大学の一覧が公開されており、国語を教える仕事や、言葉の資格を重ねたい人には意味があります。「何のために取るか」を決めてから受けてください。

何級から履歴書に書けますか?

協会は「何級からでもお書きいただけます」と案内しています。求人側に、級の条件は確認できませんでした。大学入試では、「3級以上」を加点の条件にする大学があります。受けた級をそのまま書き、面接で、その級で学んだ内容を説明できる状態にしておきましょう。

合格率と難易度は、どれくらいですか?

合格率は、公式サイトで公表されていません。合格に必要な正解の割合は、1級・2級が80%程度、3級〜10級が70%程度です。協会は、各級の難易度の差は大きくなく、上の級ほど知っていなければならないことわざが増える、と説明しています。

受検料と、受けられる時期は?

受検料は、10級の2,530円から1級の9,020円までです(いずれも税込)。次の回は、2026年11月14日〜23日で、申込は11月13日までです(第47回)。その次の回は、2027年2月13日〜21日です(第48回)。最新の日程は、協会の「検定について」で確認してください。

独学で合格できますか?

出題されることわざは、すべて公式ガイド&ドリルに載っていると協会が書いているので、独学でも対策を立てられます。過去問題も、協会の教材ページで買えます。

まとめ:あなたの次の一手

ことわざ検定は、転職の決め手になる資格ではなく、ことわざ・慣用句・四字熟語の知識を示し、国語を教える仕事や言葉を扱う仕事の応募書類に添える資格です。確認できた求人に資格名の条件はなく、求められていたのは指導経験と教員免許でした。

大学入試で評価する大学の一覧があること、段位や言語文化の認定で他の言葉の資格と組み合わせられることが、ほかの使い道です。

取ると決めたら、協会の検定についてで次の回の日程と申込期間を確認し、こと検とはのレベルチェックで級を決めます。教材は、協会の教材購入のページから選べます。

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。