PRプランナー資格は転職に有利?1次・2次・3次の違いと広報・PR求人での評価

「PRプランナーを取れば、広報・PRの転職で有利になるのかな」
「1次・2次・3次と段階があるけれど、どこまで取れば評価されるのだろう」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、PRプランナーは、広報・PRの実務経験がある人が、経験を知識と計画力で裏づけるときに有利に働く資格です。とくに3次試験は受験条件に「3年以上の広報・PR関連実務経験」があり、ニュースリリースの作成と広報・PR計画の立案を実際に書かせる試験なので、合格すれば経験と実践力の両方を示せます。

一方で、資格だけで広報・PRの仕事に就けるわけではありません。確認できた広報の求人は実務経験を必須にしていて、資格は歓迎条件に書かれる程度でした。未経験の人が1次試験だけで評価を変えるのは難しいでしょう。

この記事では、協会の公式情報と実際の求人をもとに、1次・2次・3次試験と「PRプランナー補」「准PRプランナー」「PRプランナー」の違い、求人での扱われ方、段階別の勉強法、転職での使い方を解説します。

結論:PRプランナーは転職に有利?

結論は「広報・PRの実務経験と組み合わせると有利、資格単体では弱い」です。あなたがどこに当てはまるか、まず確認してください。

あなたの状況 転職での有利さ 次の一手
広報・PR実務が3年以上
+
3次試験まで合格
◎ 実務経験と、リリース作成・計画立案の力を同時に示せる 認定を申請し、書類に「PRSJ認定 PRプランナー」と書く
広報・PRの実務経験あり
+
未取得(または1次・2次まで)
○ 経験を知識で裏づけられる 2次・3次へ進み、3次の受験条件(実務3年以上)を満たす時期に備える
広報・PRは未経験
+
1次合格(または取得予定)
△ 基礎を学んだ意欲の証明にはなるが決め手ではない 未経験可のPR会社の求人も含めて探し、資格は意欲の裏づけとして使う

広報の仕事に必須の資格はなく、PRプランナーも持っていないと業務ができない資格ではありません。協会の公式FAQも「資格がなければ仕事ができないということではありません」と説明しています。そのうえで、どの段階まで取ったかで、書類に書ける名前と示せる内容が変わるのがこの資格の特徴です。次の章で段階の違いを整理します。

PRプランナーとは?1分でわかる基本情報

PRプランナー資格認定制度は、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)が実施する、広報・PRの民間資格です。検定試験は1次・2次・3次の3段階で、第1回の1次試験は2007年9月に行われています。

「検定合格」と「認定」は別のもの

この資格で迷いやすいのが、試験に受かることと、資格として認定されることが別になっている点です。

  • 検定試験の合格:各試験に受かった段階で、「PRプランナー資格検定1次試験合格」のように合格の事実を表記できる
  • 認定:試験合格後に認定申請をして審査を通ると、「PRSJ認定 PRプランナー補」「PRSJ認定 准PRプランナー」「PRSJ認定 PRプランナー」を名乗れる

認定申請は任意で、申請しないまま上位の試験に進むこともできます。また、「准PRプランナー」や「PRプランナー」の認定に、下位の認定は必要ありません。

項目 1次試験 2次試験 3次試験
認定される資格 PRプランナー補 准PRプランナー PRプランナー
受験資格 とくになし 1次試験合格者 2次試験の4科目合格者で、3年以上の広報・PR関連実務経験がある人
試験方式 CBT(テストセンターのパソコンで受験)の択一式 CBTの択一式 CBTのテキスト記述式
問題数・時間 50問・80分 科目A〜Dが各25問。科目A+Bで80分、科目C+Dで80分 課題A・B(各3〜5問の予定)・120分
内容 広報・PRに関する基本的な知識 広報・PRの実務に関する専門知識(A 企業経営、B マーケティング、C コミュニケーションの実務、D 時事) ニュースリリースの作成(課題A)、広報・PR計画の立案(課題B)
合格基準 正答率70%以上 4科目一括で全体の正答率65%以上、かつ各科目50%以上 課題A 25点・課題B 50点で、合計45点以上、かつ各課題の評価が50%以上
受験料(一般・税込) 11,000円 17,600円 17,600円
認定登録料(一般・税込) 5,500円 8,800円 11,000円
累計の合格率 73.5%(第1〜40回) 76.5%(第1〜39回、4科目一括) 46.4%(第1〜39回)

出典:実施要項、受験料/認定料、合格率(1次)、合格率(2次)、合格率(3次) (2026年10月3日確認) ※受験前に必ず協会の最新の受験案内を確認してください。受験料は協会会員・学生の区分で金額が変わります。

1次から3次まで一般料金で1回ずつ合格した場合、受験料の合計は46,200円で、PRプランナーの認定登録料11,000円が別にかかります。

段階ごとの日程

試験 直近の実施 次の予定
1次試験 第40回:2026年8月8日〜23日(合否発表 9月2日) 第41回:2027年2月(公式テキストの案内による。申込期間は公式の1次試験ページで確認)
2次試験 第39回:2026年5月 第40回:仮申込 2026年8月31日〜10月23日、本申込 〜10月30日、試験期間 11月7日〜15日、合否発表 11月25日
3次試験 第39回:2026年7月25日・26日(合否発表 8月26日) 公式の3次試験ページには、次回の日程がまだ掲載されていません

出典:1次試験の申込から合否発表まで、2次試験、3次試験、公式テキスト/参考図書 (2026年10月3日確認)

直近の実施実績は、1次が2月と8月、2次が5月と11月、3次が1月と7月で、いずれも年2回です。1次・2次の合格の記録は、あとから無効になることはありません。2次に落ちても1次からやり直す必要はなく、次回の2次から再挑戦できます。

受験者の顔ぶれ

3次試験の累計の受験者8,775人のうち、一般企業の広報・PR関連の部署が53.3%、PR会社・PR関連業が27.2%です。自治体や教育機関、各種団体の人も受けています。一方、1次試験は学生を含む幅広い人が受けていて、受験者の約13%が学生です。

認定の有効期限と更新

認定申請の期限は、各試験の合格から3年以内です。認定されると有効期間は3年間で、その後は更新の手続きと更新料が必要になります。PRプランナー(3次)の更新では、広報・PR関連の部署で働いている人や協会の正会員企業・個人会員などは職務履歴の入力で更新でき、それ以外の人は職務履歴に加えて小論文の提出が必要です。

直近3回の合格率

試験 実施回(時期) 受験者数 合格率
1次 第38回(2025年8月) 818人 73.5%
1次 第39回(2026年2月) 654人 73.1%
1次 第40回(2026年8月) 783人 69.5%
2次(4科目一括) 第37回(2025年5月) 314人 78.0%
2次(4科目一括) 第38回(2025年11月) 477人 82.0%
2次(4科目一括) 第39回(2026年5月) 360人 75.8%
3次 第37回(2025年7月) 293人 34.1%
3次 第38回(2026年1月) 371人 31.5%
3次 第39回(2026年7月) 337人 32.9%

出典:協会の合格率ページ(上記リンク)。2026年10月3日確認

1次と2次は7割台を中心に合格していますが、2次は1次に合格した人だけが受ける試験です。3次は3割台で、3つの試験のなかで最も難しいと考えてください。記述式で、書き方の練習が結果を分けます。

転職でPRプランナーが評価される理由

ここでは、実際の広報・PR求人を見て、資格がどう扱われているかを整理します。

確認した広報の求人は、資格より実務経験が必須条件になっている

今回確認した広報・PR関連の求人3件では、条件が次のように書かれていました。

この3件は、いずれも資格には触れていません。企業が見ているのは「何を発信して、どんな結果につなげた経験があるか」です。転職エージェントのコラムでも、広報に必須の資格はなく、PRプランナーは「持っていると役立つ資格」の一つと整理されています。

歓迎条件に資格を挙げる求人もある

資格を条件にした求人が、まったくないわけではありません。PR会社のビルコム株式会社は、PRプランナー職の募集で、必須スキルを不問にしたうえで、歓迎スキルに「PRSJ認定PRプランナー・准PRプランナー・PRプランナー補 資格保持」を挙げています。同じ欄には「PRに関する実務経験」「メディアでの編集者、記者としての経験」も並んでいます。給与は390万〜750万円、福利厚生には資格取得支援制度があります。

出典:ビルコム株式会社 PRプランナー(2026年10月3日確認)

この求人で注目したいのは、補・准・PRプランナーのどれでも歓迎されている点です。未経験から入る人にとっては、1次試験の合格(PRプランナー補)が、資格を歓迎条件に書く会社に出す応募書類で意味を持つ場面もあるということです。ただし、確認できた広報・PR求人のうち資格を挙げていたのはこの1社で、必須にしている求人は確認できませんでした。

資格取得者が在籍する企業・団体の幅は広い

協会は、PRプランナー資格取得者が在籍する主な企業・団体を公開しています(掲載を希望した人のみ)。メーカー、通信、鉄道、PR会社、自治体、大学など業種は幅広く並んでいます。これは、広報・PRの仕事が一部の業界に限られないことを示す材料です。ただし、各社が採用で資格を評価していることまでを示すものではありません。

出典:PRプランナー資格取得者が在籍する主な企業・団体(2026年10月3日確認)

3次試験の条件が、経験年数の目安にもなる

3次試験には「3年以上の広報・PR関連実務経験」という受験条件があります。書類に「PRSJ認定 PRプランナー」と書けば、この条件を満たして受験したことが前提として伝わります。協会はこの実務を、企業・官公庁・団体の広報部門やPR会社の業務に加えて、ステークホルダーとのコミュニケーション活動までを含めて広く捉えています。広報部門の名前が付いていない仕事でも、対象になる可能性があります。

PRプランナーが転職で有利にならないケース

ここまで読むと心強い資格に見えますが、有利にならないケースも正直にお伝えします。

(1)実務経験がないまま、事業会社の広報を狙う場合

上で見たとおり、事業会社の広報は実務経験を必須にしている求人が目立ちます。1次試験の合格だけでは、この条件を満たせません。

選べる行動は2つあります。1つは、PR会社の未経験可の求人で実務を積むことです。ビルコムのPRプランナー職は必須スキルを不問にしていて、「PR未経験からのキャリアチェンジで活躍している社員も多い」と書いています。もう1つは、今の仕事で文章作成、編集、マーケティングなどの経験を積み、それを広報の経験として説明できる形にすることです。エーピーコミュニケーションズの求人は、コンテンツ企画、編集、ライティングの実務経験も必須に含めています。

(2)1次・2次の合格を、「PRプランナー」として書く場合

「PRプランナー」と履歴書に書くと、3次まで合格し認定を受けたと読まれる可能性があります。1次や2次の段階でこう書くと、実際より上の段階と誤解される書き方になります。

正しい書き方は、検定合格なら「PRプランナー資格検定2次試験合格」、認定を受けているなら「PRSJ認定 准PRプランナー」です。名刺などでも「PRプランナー」という職務名は一般名称なので、協会は「PRSJ認定PRプランナー」と表記するよう案内しています。

(3)認定の申請・更新をしていない場合

試験に合格しても、認定申請をしなければ「PRSJ認定」の名称は名乗れません。申請は合格から3年以内で、認定後も3年ごとに更新が必要です。履歴書に書く前に、自分が「検定合格」の段階なのか「認定」まで受けているのかを確認してください。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。経験とセットで、段階に合った書き方をすれば、他の応募者との差になる資格です。次の章で、立場別の活かし方を見ていきます。

【タイプ別】あなたの場合、PRプランナーは武器になる?

広報・PR実務が3年以上ある人は、3次まで進んで経験を説明できる形にする

もっとも有利になるのがこのタイプです。実務で積んだ経験は、自分では当たり前になっていて、書類や面接でうまく説明できないことがよくあります。3次試験は、ニュースリリースの作成と広報・PR計画の立案を求めるため、準備の過程で、自分の仕事を「見出し、全体構成、必要事項」「的確性、戦略性、実現性」といった基準で見直すことになります。

評価されやすいポイントは次の通りです。

  • 実務経験に加えて、リリースの書き方や計画の立て方を体系的に説明できる
  • 認定を受ければ、協会が認定した資格として書類に載せられる
  • PR会社や広報部門の歓迎条件に挙げられることがある

受験の順番は1次→2次→3次です。2次の受験には1次合格、3次の受験には2次の4科目合格が必要で、実務経験が十分にある人でも、まず1次から進めることになります。

広報・PR実務が3年未満の人は、2次まで進めて3次の受験条件に備える

3次の受験条件は実務経験3年以上なので、経験が浅い間は2次までが現実的な目標です。2次は広報・PRの実務に関する専門知識を問うので、日々の業務の理由づけを学ぶ機会になります。

1次と2次の合格は無効にならないため、実務経験が3年に届いた時点で、3次に進めます。それまでに2次まで合格して「准PRプランナー」の認定を受けておくと、転職活動で段階を示せます。ただし、認定申請は合格から3年以内なので、3次まで時間が空く場合は期限に注意してください。

広報・PRが未経験の人は、1次で基礎を固めながら、入れる求人の種類を知る

未経験者が1次試験に合格しても、事業会社の広報にそのまま採用されるとは限りません。1次の価値は、広報・PRの全体像(メディアリレーションズ、マーケティング、CSR、IR、危機管理など14分野)を体系的に学べることです。

応募するときは、未経験可のPR会社の求人を中心に探し、資格で学んだ知識を、応募先のどの業務に活かしたいかを具体的に伝えてください。たとえば「メディアの種類と特性を学んだので、どの媒体にどんな企画を提案できるか考えた」のように、学んだ内容を仕事の場面に結びつけて話すことが大切です。

PRプランナーを活かせる仕事と年収の目安

仕事 主な内容 資格の効き方 年収の目安(求人記載)
事業会社の広報 プレスリリース、取材対応、広報チェック、SNS運用 ○ 実務経験が前提。3次の課題と作業が重なる 350万〜500万円(ジザイエ)、400万〜500万円(エーピーコミュニケーションズ)
PR会社のPRプランナー メディアへの企画提案、リリース・ニュースレター作成、クライアントへの報告 ◎ 歓迎条件に資格を挙げる求人がある 390万〜750万円(ビルコム)
PR会社の戦略プランナー(経験者向け) クライアントの課題分析、PRストーリーの設計 ○ 経験が主役。知識の裏づけとして使う 基本給445万〜654万円。ほかに固定残業手当(月20時間分)の記載あり(プラップ ジャパン)

出典:各求人ページ(ジザイエ、エーピーコミュニケーションズ、ビルコム、プラップ ジャパン)。2026年10月3日確認。年収は会社・職務・経験で変わります。

年収は、資格の有無ではなく、職務の範囲と経験で決まっています。資格保有者の平均年収として読まないでください。

あわせて取得すると強い資格

ウェブ解析士

一般社団法人ウェブ解析士協会が、あらゆるデータを活用して事業の成果に貢献できる人材として認定する資格です。PRプランナーの2次試験には「広報効果測定」の項目があり、広報の成果を測る考え方は学びます。ウェブ解析士は、Webサイトなどのデータを活用して成果につなげる力を学ぶ資格で、広報施策の結果を数字で振り返る力を補います。たとえば、リリースを出したあとにサイトへの流入が増えたかを自分で確認し、次の施策に反映する、といった使い方ができます。

PRプランナーが「何を、誰に、どう伝えるか」を設計する資格だとすれば、ウェブ解析士は「伝えた結果をデータで確かめる」資格です。デジタル広報や自社メディアの運営に関わる人に向いています。

PRプランナーに合格するための段階別の勉強法

公式の教材は、協会が編著した同友館のテキストが中心です。

教材 対象 価格(税込)
2026年度版『広報・PR概説』 1次試験 2,750円
2026-2027年度版『広報・PR実践』 2次・3次試験 3,080円
2026年度版『広報・PR資格試験 参考問題集』 1次・2次・3次 1,870円

出典:公式テキスト/参考図書(2026年10月3日確認)。参考問題集は、1次28問、2次(科目A 12問・B 6問・C 8問・D 25問)、3次(課題A 2問、課題B コーポレート2問・マーケティング2問)の問題と解説を収録しています。

1次は、14分野を広く押さえて正答率70%を取る

1次試験は、広報・PRの基本、企業経営、マネジメント、コミュニケーション理論、メディアリレーションズ、マーケティング、ブランド、CSR、社内広報、IR、グローバル広報、危機管理広報、行政・団体の広報という14分野から出ます。

つまずきやすいのは、分野が広く、どれも浅く問われる点です。理論の用語を暗記するだけでなく、「この考え方は、どんな広報の場面で使うのか」を考えながら読むと定着します。公式サイトの参考問題(1次)で出題の形を確かめ、テキストの各章末の問題で理解を確認する流れが基本です。

2次は、4科目一括で「全体65%・各科目50%」を取る

2次試験は4科目を一括で受け、全体の正答率が65%以上でも、1科目でも50%を下回ると不合格です。科目別の合否はなく、以前あった科目ごとの合格の持ち越しも、2013年から廃止されています。

科目ごとの難しさは、公表データから見えます。各科目で正答率65%以上に届いた受験者の割合は、直近3回とも科目D(時事)が83〜90%と最も高く、科目AかBが最も低くなっています(たとえば第39回は科目A 63.9%、科目B 63.3%、科目C 70.0%、科目D 83.3%)。

  • 科目A・B(企業経営、マーケティング):CSR、IR、危機管理、マーケティングの理論を、テキストの事例と結びつけて理解する
  • 科目C(実務知識):記者発表の実務、取材対応、自社メディアの運用、広報効果測定を、自分の仕事と照らして確認する
  • 科目D(時事):出題範囲は、前期(5月)が試験前の10月〜3月、後期(11月)が4月〜9月の6か月。直前期に時事ニュースを集中して確認する

3次は、時間を測って「書く練習」をする

3次試験は、120分で課題A(ニュースリリース)と課題B(広報・PR計画)の2課題に、専用のアプリへ文章を入力して答えます。解答欄には文字を入力できるだけで、太字、色、図形、表は使えません。2026年1月の試験から、解答欄どうしのコピー&ペースト、カット&ペーストは可能になりましたが、問題文から解答欄へのコピーはできません。

採点の観点は公式に公表されています。

  • 課題A:見出し、全体構成、必要事項、簡潔性、適切性(表現)
  • 課題B:的確性、戦略性、実現性、独自性・適切性、論理性・構成力

勉強の流れは次のとおりです。

  1. 公式サイトの参考問題(3次)と参考解答例を読み、課題の形と解答の水準をつかむ
  2. 『広報・PR実践』の3次試験対策の章(課題A・Bの対応策と参考解答例)を読む
  3. 120分を計って書き、課題Aは見出しと必要事項の抜けを、課題Bは「なぜその施策か」の説明を確認する

3次の前に、1次テキストの「広報・PR活動のマネジメント(調査・分析、計画策定)」の章を読み返すと、課題Bの組み立てに使えます。1次・2次で覚えた知識は、3次では「使える形」で書けて初めて点になります。

PRプランナーを活かして転職を成功させる進め方

資格と経験が評価される求人を探す

求人検索では「PRプランナー」と入力すると、資格ではなく職種名としてのPRプランナー(PR会社の企画・提案職)の求人が多く出ます。資格を歓迎する求人を探すなら、「広報」「PR」「プレスリリース」「メディアリレーションズ」などの言葉で、事業会社とPR会社の両方を見てください。資格名が書かれていなくても、リリース作成や取材対応を求めている求人なら、PRプランナーの学習内容が活きます。

職務経歴書で資格と経験をつなげる

「PRSJ認定 PRプランナー 取得」と書くだけでは伝わりません。「新製品のリリースを企画・作成し、取材につなげた」「年間の広報計画を立て、実施後の掲載状況を振り返った」など、知識を使った場面を具体的に書きましょう。数字は、実際に確認できるものだけを使います。

資格欄には、段階を正確に書いてください。検定合格なら「PRプランナー資格検定3次試験合格」、認定を受けていれば「PRSJ認定 PRプランナー」に認定を受けた年月を添える形です。

転職エージェントを味方につける

ここまでのステップを1人で進めるのは、仕事をしながらだとかなり大変です。そして何より、広報・PRの経験や資格を持っている人ほど、転職エージェントを使う価値があります。

理由はシンプルで、広報・PRは、事業会社とPR会社で仕事の内容も年収の幅も大きく違い、求人票だけでは自分に合う職場かどうか見分けにくいからです。

転職エージェントを使うメリットは?

求人探しから応募、企業とのやり取りまで、相談できることは主に5つあります。対応範囲はサービスによって異なります。

年収や働き方の条件を相談できる

広報・PRの求人は、同じ「広報」でも年収の幅が大きく、フレックスや在宅勤務の有無も会社ごとに違います。「今の年収を下げたくない」「在宅勤務ができる職場がいい」といった条件を、エージェントに伝えて相談できます。給与などデリケートな条件の交渉も、担当者が代わりに行います。

希望に合う求人を紹介してもらえる

「事業会社の広報に移りたい」「PR会社で企画提案に関わりたい」と希望を伝えるだけで、条件に合う求人を選んで紹介してくれます。一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあり、自分で探すだけでは出会えない選択肢が増えます。

入社前に職場の実情を確認できる

広報部門は何人でどんな役割分担か、リリースの承認はどのくらいの段階を通るのか、取材対応や危機対応はどこまで任されるのか。入社してから「思っていたのと違った」とならないよう、応募前に確認できます。

書類や面接の対策をしてもらえる

資格と実務経験を、職務経歴書にどう書けば評価されるか、面接でリリース作成や計画立案の経験をどう説明すればよいかを、業界を知る担当者がアドバイスしてくれます。

面接の日程調整を任せられる

面接の日程調整や企業とのやり取りを代わりにしてくれるので、今の仕事を続けながらでもスムーズに転職活動ができます。

さらに、これらはすべて無料です。エージェントは採用が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みなので、求職者がお金を払うことはありません。

こんな人は、まず相談だけでもしてみてください

  • 広報・PRの経験や資格があるのに、今の会社では評価や年収に反映されていない
  • 事業会社の広報とPR会社、どちらが自分に合うか決められない
  • 広報の経験を、次の職場でどう見せればよいかわからない
  • 未経験から広報・PRの仕事に移りたいが、どの求人なら応募できるか知りたい
  • 転職するかはまだ決めていないが、自分の市場価値を知りたい

1つでも当てはまるなら、エージェントに相談してみましょう。あなたの経験と資格ならどんな年収・職種の求人があるのか質問し、答えてもらうだけでも価値があります。

どの転職エージェントが自分に合う?

転職エージェント タイプ 特徴 向いている人
マスメディアン(公式サイト・新しいタブで開きます) 特化型(広報・マーケティング・クリエイティブ) 広報担当、PRコンサルタント、PRエージェンシーなどの求人を扱う。宣伝会議グループで、担当者が条件の交渉まで行う 広報・PRの経験を活かして、事業会社やPR会社へ移りたい人
リクルートエージェント(公式サイト・新しいタブで開きます) 総合型 求人数が多く、非公開求人の紹介や書類・面接対策、年収交渉に対応 業界や職種を絞りきれない人、広報以外も比べたい人

迷ったら、広報・PRに特化したエージェントと総合型を1社ずつ、2社に登録するのがおすすめです。紹介される求人を比べることで、自分の市場価値がより正確にわかります。

よくある質問

PRプランナーは意味ない資格ですか?

資格がなくても広報の仕事はできますし、求人で必須にされることも確認できませんでした。一方で、PR会社の求人には歓迎条件に挙げるものがあり、広報の経験を知識と計画力で裏づける材料になります。経験とセットで見せることで意味のある資格です。

1次試験に受かっただけで、履歴書に書けますか?

書けます。「PRプランナー資格検定1次試験合格」と書くか、認定申請をして審査を通れば「PRSJ認定 PRプランナー補」と書けます。「PRプランナー」とだけ書くと3次まで合格したと読まれるので、避けてください。

認定の申請は必ずしなければいけませんか?

任意です。申請しないまま上位の試験に進むこともできます。ただし、認定申請の期限は各試験の合格から3年以内で、「PRSJ認定」と名乗るには申請と審査が必要です。

広報の実務経験がなくても3次試験を受けられますか?

受けられません。3次試験の受験には、2次試験の4科目合格に加えて、3年以上の広報・PR関連実務経験が必要です。協会は実務を広く捉えていて、広報部門の名前が付いていない仕事でも対象になる場合があります。申込フォームで業務内容を確認してください。

認定の更新は必要ですか?

必要です。認定の有効期間は取得後3年間で、その後は更新の手続きと更新料(PRプランナーは一般11,000円)が必要です。PRプランナーの更新は、広報・PR関連の部署で働いている人や協会の会員は職務履歴の入力で、それ以外の人は小論文の提出も必要になります。

独学で合格できますか?

公式テキストと参考問題集があるため、独学でも対策できます。1次は広い範囲を押さえ、2次は4科目一括で全体65%・各科目50%を取り、3次は時間を測って記述の練習をするのが近道です。

まとめ:あなたの次の一手

PRプランナーは、広報・PRの実務経験がある人にとって、経験を知識と計画力で裏づけられる資格です。一方で、資格単体で採用が決まるわけではなく、求人は実務経験を重く見ています。

どの段階まで取るかで、書類に書ける名前も示せる内容も変わります。あなたの状況に合わせて、次の一手を選んでください。

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参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。