窓装飾プランナーは転職に有利?求人での評価と活かせる人・活かせない人

「窓装飾プランナーを取れば、カーテン屋さんやインテリアの仕事に転職しやすくなるのかな」 「インテリアコーディネーターほど知られていない資格に、受験料と勉強時間をかけていいのかな」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、窓装飾プランナーは、カーテン・ブラインドを提案して売る仕事に就きたい人、すでにその仕事をしている人には、転職で評価されやすい資格です。オーダーカーテンの専門店やインテリアショップの求人では、資格手当(月5,000円〜1万円の例)や歓迎資格の欄に名前が出てきます。

一方で、インテリア業界の外では知られておらず、資格だけで採用が決まる資格でもありません。カーテン販売の求人には未経験歓迎のものも多く、入社後に取得を支援する会社もあります。

この記事では、主催団体である日本インテリア協会の公表情報と、実際の求人の募集条件をもとに、窓装飾プランナーが転職でどう評価されるのかを解説します。

結論:窓装飾プランナーは転職に有利?

結論は「窓まわりの提案・販売の仕事では有利、それ以外では効きにくい」です。あなたがどこに当てはまるか、まず確認してください。

あなたの状況 転職での有利さ 次の一手
カーテン・インテリア販売の経験あり
+
資格あり
◎ 資格手当や店長候補の求人で評価されやすい 手当と担当業務を比べて求人を選ぶ
カーテン・インテリア販売の経験あり
+
資格なし
○ 取得すれば経験の裏づけになり、手当の対象にもなる 次回の試験に向けて準備する
販売・接客の経験はあるが業界は未経験
+
資格あり(または取得予定)
○ 未経験歓迎の求人で、意欲と基礎知識を示せる 接客経験と資格をセットで伝える
業界と関係のない仕事を希望 △ ほとんど評価の対象にならない 希望職種で求められる資格を優先する

受験資格に年齢・学歴・経験の制限はありません。ただし、記述式の試験とカーテンの要尺(必要な生地の長さ)の計算があるため、知識を覚えるだけでは合格しにくい試験です。詳しくは次の章で解説します。

窓装飾プランナーとは?1分でわかる基本情報

窓装飾プランナーは、一般社団法人日本インテリア協会(NIF)が認定する民間資格です。協会は、カーテンやブラインド、スクリーンなどの中から、お客さまの要望や暮らし方に合った窓装飾を提案・販売する専門家と位置づけています。ヒアリングから採寸、見積もり、縫製や取り付けの手配、納品までを任せられる人が理想像として示されています。

業務独占資格ではないため、資格がなくてもカーテンの販売や提案はできます。資格の役割は、窓装飾の知識と提案力を持っていることを、お客さまや勤務先に示すことです。

2026年度(第13回)試験の概要

項目 内容
主催 一般社団法人日本インテリア協会(窓装飾プランナー事務局)
資格の種類 協会認定の民間資格(業務独占ではない)
受験資格 一般:年齢・性別・学歴・経験は問わない
アソシエイト:学生(高校・専門学校・短大・大学・大学院・通信制)
再チャレンジ:事務局から通知を受けた人
試験方式 CBT方式(全国のテストセンターのパソコンで受験)
出題形式と時間 一般:選択式+記述式 130分
アソシエイト:選択式 90分
再チャレンジ:記述式 40分
受験料(税込) 一般:15,400円/アソシエイト:5,500円/再チャレンジ:12,100円
申込期間 2026年7月15日〜9月6日(当初の9月1日から延長)
試験期間 2026年9月2日〜9月16日(期間内の好きな日時を予約)
合格発表 2026年10月15日 14:00頃(受験者マイページで公開)
登録料 8,800円(税込。アソシエイトは不要)
更新 5年ごとの更新制(更新料9,900円・税込)
次回(2027年度)の日程 2026年10月1日時点で未公表

出典:窓装飾プランナー資格制度(日本インテリア協会)、窓装飾プランナー資格試験(CBT-Solutions)、2026年度 受験ガイド(PDF) (2026年10月1日確認) ※受験前に必ず協会の最新の受験案内を確認してください。

試験の区分は「一般」「アソシエイト」「再チャレンジ」の3つ

社会人が受けるのは「一般」です。選択式と記述式を合わせて130分で、協会のQ&Aでは、選択式90分と記述式40分(2025年度の案内時点の予定)と説明されています。

「アソシエイト」は2023年にできた学生向けの区分で、インテリアの基本知識を中心とした選択式だけで合否を決めます。合格すると3年間「窓装飾プランナーアソシエイト」として認定され、その期間内に記述式試験に合格すれば、正式な窓装飾プランナーになれます。

「再チャレンジ」は、選択式で一定の基準を満たしたのに記述式で届かず不合格になった人が、翌年に記述式だけを受けられる制度です。対象者には合否通知で知らされます。

合格率は2025年度が49%

年度 受験者数(一般) 最終合格率
2024年度(第11回) 530名 37.8%
2025年度(第12回) 299名 49%

2025年度は一般のほかに、再チャレンジ39名、アソシエイト2名が受験し、合わせて174名が合格しています。2025年度からCBT方式に変わり、以前あった「合格保留(追試験)」の判定はなくなりました。

出典:窓装飾プランナーNews Letter vol.23(PDF)2ページ(2026年10月1日確認)

年によって合格率は動いていますが、受験資格の制限がない試験で、2人に1人前後しか受からない水準です。とくに記述式は、協会自身が「一般受験の方でも難易度の高い科目」と書いています。

合格しても「登録」しないと名乗れない

試験に合格しただけでは資格取得になりません。合格発表のあと、決められた期間(2026年度は10月15日〜10月31日)に登録を申請し、登録料を納めて初めて「窓装飾プランナー」になります。協会のQ&Aでは、期間内に登録しないと翌年度以降に登録することもできないとされています。

認定は5年ごとの更新制です。2026年度の合格者の認定期間は、CBT-Solutionsの試験概要では2027年1月1日〜2031年12月31日と案内されています。更新は、事務局からの案内に沿って期限内に更新料を納め、登録情報と認定カードの写真を更新する手続きです。協会の2026年の更新案内では、更新をせず、その後の再登録もしなかった人は資格認定の権利を失うとされています。

転職で窓装飾プランナーが評価される理由

カーテン専門店の求人で、資格手当の対象になっている

カーテン・インテリア販売の会社では、窓装飾プランナーを資格手当の対象にしている求人があります。2026年10月1日に確認できた例は次のとおりです。

会社(求人) 窓装飾プランナーの扱い インテリアコーディネーターの扱い
インテリックス(ジャストカーテン横浜ランドマークプラザ店の販売スタッフ) 資格手当 月1万円 資格手当 月1万円
インテリアマエダ(西東京・所沢エリアの販売・店長候補) 資格手当 月額1万円 資格手当 月額1万円
カーテン・じゅうたん王国(埼玉県内の直営店の提案販売) 資格手当 5,000円 資格手当 1万円
サンレジャン(愛知県春日井市の店舗の販売・店長候補) 資格手当の対象(金額は求人に記載なし)、資格取得費用の補助あり 同左

出典:求人ボックス(インテリックス)、求人ボックス(インテリアマエダ)、リクルートエージェント(カーテン・じゅうたん王国)、求人ボックス(サンレジャン)(2026年10月1日確認。手当額は会社により異なります)

月1万円なら年12万円です。受験料15,400円と登録料8,800円を足しても、手当の付く会社なら1年目で取り戻せる計算になります。

歓迎資格や応募条件として名前が挙がる

手当だけでなく、応募の段階で名前が出てくる求人もあります。

  • ニーディック(東京・代官山のオーダーカーテン販売、経験者のみ募集)
    必要な経験・資格の欄に「窓装飾プランナー・インテリアコーディネーター」と記載
  • サンゲツ(品川・福岡・仙台のショールームのインテリアアドバイザー、契約社員)
    有資格者歓迎の例として、インテリアコーディネーターや色彩検定などと並んで窓装飾プランナーを記載

出典:求人ボックス(ニーディック)、求人ボックス(サンゲツ)(2026年10月1日確認)

求人ボックスで「窓装飾プランナーの仕事」を検索すると137件が表示されました(2026年10月1日確認)。ただし、資格名と関係の薄い求人も混ざっており、この件数がそのまま資格指定の求人数ではありません。歓迎や手当の対象として書く会社はあっても、「必須」とする求人は経験者募集の一部に限られます。

採寸・見積もり・発注まで任せられる人だと示せる

カーテン販売の求人を読むと、仕事は「選んでもらう」だけでは終わりません。インテリックスの求人では、要望のヒアリングのあと、カーテンのサイズ、縫製スタイル、レールの種類を決めて見積もりを作り、専用のシステムで発注し、取り付けを担当する施工スタッフに情報を引き継ぐ流れが書かれています。

窓装飾プランナーの試験範囲は、まさにこの流れに沿っています。接客と販売(見積もり、受発注、クレーム対応、関連法規)、窓装飾の種類と特性、採寸・要尺・縫製・取り付けの指示、プランニングの基礎知識が出題され、カーテンの要尺計算は必須です。寸法を間違えれば作り直しになるオーダー品だからこそ、「数字まで任せられる人」だと示せる点が、この資格の強みです。

インテリアコーディネーターとは「広さ」と「深さ」で役割が違う

同じ会社の手当に並ぶことの多いインテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が認定する資格です。協会は、内装・家具・ファブリックス・照明器具・住宅設備など、インテリア全般の幅広い商品知識をもとに、快適な住空間づくりを提言・助言する専門職と説明しています。一次試験はインテリア全般の知識、二次試験は図面と論文で表現するプレゼンテーションです。

窓装飾プランナーは、その中の窓まわりに絞り、カーテンの仕様、要尺、縫製の指示、取り付け方法までを深く扱います。住まい全体を提案する仕事ならインテリアコーディネーター、カーテンやブラインドを売り切るところまで担う仕事なら窓装飾プランナー、という役割の違いです。

求人では、両方を同じ月1万円で扱う会社もあれば、カーテン・じゅうたん王国のようにインテリアコーディネーターを1万円、窓装飾プランナーを5,000円とする会社もあります。協会の会報でも、2026年11月のインテリア見本市「JAPANTEX」の企画で、窓装飾プランナーとインテリアコーディネーターのダブル資格者が提案を行うと紹介されています。

出典:インテリアコーディネーター資格試験(インテリア産業協会)、窓装飾プランナーNews Letter vol.24(PDF)(2026年10月1日確認)

窓装飾プランナーが転職で有利にならないケース

ここまで読むと心強い資格に見えますが、有利にならないケースも正直にお伝えします。

(1)インテリア業界の外に転職する場合

評価されるのは、カーテン・インテリアの専門店、インテリア商品のメーカーやそのショールーム、内装やリフォームの会社など、窓装飾の提案がある職場です。一般の知名度は高くないため、業界の外の求人ではほぼ評価の対象になりません。

業界の外に移りたいなら、希望する職種で求められている資格や経験を先に調べるほうが近道です。販売の経験そのものは多くの業界で通用するので、資格より接客の実績を前に出しましょう。

(2)住まい全体の提案をしたい場合

ハウスメーカーや工務店で、床・壁・照明・家具まで含めて提案する仕事を目指すなら、求人で求められやすいのはインテリアコーディネーターです。窓装飾プランナーは窓まわりに絞った資格なので、それだけでは住まい全体の提案力の証明にはなりません。

その場合は、インテリアコーディネーターを軸にして、窓装飾プランナーを専門性の上乗せとして持つ順番が合っています。

(3)登録・更新をしていない場合

合格しても登録しなければ窓装飾プランナーとは名乗れず、5年ごとの更新をしないまま再登録もしなければ資格を失います。資格手当は「資格を持っていること」が条件なので、履歴書に書く前に認定期間を確認しておきましょう。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。窓まわりの仕事に就く人、続ける人にとっては、手当と評価の両方につながる資格だということです。次の章で、経験別の活かし方を見ていきます。

【経験別】あなたの場合、窓装飾プランナーは武器になる?

カーテン・インテリア販売の経験者は、手当と店長候補の評価につながる

もっとも有利になるのがこのタイプです。すでに採寸や見積もりをしている人なら、資格はその実務を知識で裏づける材料になります。

評価されやすいポイントは次のとおりです。

  • 資格手当の対象になり、月の給与が上がる会社がある
  • オーダーの見積もりや発注を一人で任せられる人だと伝わる
  • 店長候補や経験者募集の求人で、経験年数とあわせて評価される

求人を見ると、同じカーテン販売でも、手当の有無や金額、販売スタッフか店長候補かで条件が変わります。今の会社で資格が手当に結びつかないなら、資格を評価する会社に移るのも選択肢です。

資格手当が付くか、入社後にどこまで任せてもらえるかは、求人票だけでは分かりにくいものです。転職エージェントに相談すれば、手当の条件や店舗での役割を応募前に確かめられます。

求人数の多い転職エージェントはこちら

接客・販売の経験はあるが業界は未経験なら、入社前後のどちらで取るか決める

アパレルや家電、住宅設備のショールームなどで接客をしてきた人は、カーテン販売の求人で歓迎されやすいタイプです。インテリアマエダやサンレジャンの求人のように、未経験歓迎で研修を用意している会社も多くあります。

資格を持って応募すれば、窓装飾の基礎知識と業界への本気度を示せます。一方で、サンレジャンのように資格取得の費用を補助する会社もあるので、先に入社して、現場で採寸や見積もりを覚えながら取るのも現実的な順番です。

どちらを選ぶにしても、面接では「接客で何をしてきたか」と「窓装飾の知識をどの場面で使いたいか」をつなげて話せるようにしておきましょう。

インテリアコーディネーターを持つ人は、窓まわりの専門性を上乗せできる

インテリアコーディネーターの資格を持ち、カーテンの提案もしている人には、窓装飾プランナーは専門性を深める資格になります。インテリアコーディネーターの試験でもファブリックスは扱いますが、窓装飾プランナーは要尺計算や縫製の指示、取り付け方法まで踏み込みます。

両方を手当の対象にしている会社なら、手当が重なるかどうかは会社の規定によります。応募先で確認しておきましょう。

学生なら、アソシエイトから始められる

インテリアの仕事を目指す学生は、選択式だけで受けられる「アソシエイト」(受験料5,500円)から始められます。協会は、アソシエイトの認定期間内の就職活動について、NIF会員企業や有力インテリア専門店の人事担当が優先して就職希望に対応すると案内しています。ただし、内定を直接決めるものではないとも書かれています。

窓装飾プランナーを活かせる仕事と年収の目安

仕事 主な内容 資格の効き方 給与の例(求人記載)
オーダーカーテン専門店の販売スタッフ ヒアリング、見積もり、発注、納品手配 ◎ 業務内容と直結。手当の対象になる例あり インテリックス(横浜):月給19.5万円〜+地域手当2.5万円+能率給。年収例370万円(入社2年目)・450万円(入社4年目)
カーテン・インテリア販売の店長候補 接客に加え、シフト作成や売場管理 ◎ 経験とあわせて評価される インテリアマエダ(西東京・所沢):経験者 月給30万円〜、未経験 月給23万円〜。年収例530万円(経験8年目)
カーテン・じゅうたんの提案販売 直営店での提案販売、陳列、発注 ○ 手当の対象(5,000円) カーテン・じゅうたん王国(埼玉):年俸300万〜420万円(月22時間分の固定残業代を含む)
経験者募集のオーダーカーテン販売 ファブリックのコーディネート提案と販売 ◎ 必要な経験・資格の欄に記載 ニーディック(代官山):月給24万〜27万円(月30時間分のみなし残業代を含む)
メーカーのショールームのアドバイザー 床材・壁紙・カーテンなどの提案、ショールーム運営 ○ 有資格者歓迎の例に記載 サンゲツ(品川):契約社員 時給1,480〜1,630円

出典:上の章で示した各求人ページ(2026年10月1日確認)。給与は会社・地域・経験で大きく変わり、資格の有無だけで決まるものではありません。

カーテン販売の仕事では、能率給(売上に応じた手当)や店長への登用で年収が上がる仕組みの会社が目立ちます。資格手当は月5,000円〜1万円の上乗せなので、年収を大きく変えるのは、資格よりも役職と担当できる仕事の幅です。資格は、その幅を広げる入口として考えましょう。

あわせて取得すると強い資格

インテリアコーディネーター

窓まわりから住まい全体へ提案の範囲を広げる資格です。求人の資格手当でも窓装飾プランナーと並んで書かれることが多く、カーテン専門店からハウスメーカーやリフォーム会社の提案職へ移りたい人には、まず検討したい組み合わせです。

色彩検定

サンゲツのショールームの求人では、有資格者歓迎の例に色彩検定も挙がっています。生地の色柄を壁や床と合わせて提案する場面が多い仕事なので、配色を言葉で説明できると提案の説得力が増します。

窓装飾プランナーに合格するには

公式テキストと公式の過去問題解説を軸にする

試験は、協会が発行する公式テキスト『窓装飾プランナーBOOK』(第5版、税込4,950円)から出題されます。協会が公開している過去問題解説(2017〜2020年度分)には、出題の90%以上がこのテキストの内容からで、社会情勢や応用力を問う問題も加えていると書かれています。

テキストは「窓装飾プランナーとウィンドートリートメント」「窓装飾プランナーの接客と販売」「ウィンドートリートメントの目的と種類」「窓装飾エレメントの基礎知識(カーテン、レール、シェード、スクリーン、ブラインドなど)」「採寸・取り付け・縫製依頼」「プランニングの基礎知識(空間デザイン、色彩、ファブリックス、照明など)」「プランニングの実践」の7章です。まず全体を一度読み、試験範囲との対応をつかみましょう。

なお、2024年8月の取扱い表示記号のJIS改正に関わるページなど、協会がテキストの修正案内を公開しています。古い版で勉強する人は、修正案内も確認しておきましょう。

つまずきやすいのは「要尺計算」と「記述式」

独学でつまずきやすいのは次の2点です。

  • カーテンの要尺計算
    仕上がり寸法、ヒダの倍率、生地の有効巾、柄のリピート、縫い代から、発注する生地の長さを計算します。公開されている過去問題では、巾数の切り上げや単位(m)の指定を守らないと減点される採点基準が示されています。試験はパソコン画面上の電卓を使うので、手元の電卓に慣れている人は練習から画面の電卓に切り替えておきましょう
  • 答えが一つに決まらない記述式
    記述式では、接客販売、プランニング、クレーム対応などの課題について、捉え方や判断力が問われます。過去問題解説では、提案するアイテムと選んだ理由を数多く書かないと点が伸びないと説明されています

選択式は○×と時間を計った模試で仕上げる

選択式は出題範囲が広く、テキストを読んだだけでは「どこが問われるか」が見えにくい科目です。過去問題解説によると、2020年度は選択式が32問、記述式は3問程度のことが多いとされています(問題数は毎年異なり、協会は現在の問題数を公表していません)。

直前期は、新しい知識を増やすより、よく出る論点を確実に取る練習に切り替えましょう。

  • ○×形式の問題で、用語や数値の違いを素早く見分けられるか確認する
  • 時間を計った模試で、選択式に時間を使いすぎず記述式と要尺計算に時間を残す配分をつかむ
  • 間違えた問題はテキストの該当ページに戻り、「なぜ違うのか」を説明できるまで復習する

直前ノートでは、一般試験の選択式に絞った○×300問の問題集と、時間を計って解く実践模試(60問×3回分)を用意しています。○×は知識の穴を見つける用途、模試は時間配分をつかむ用途です。どちらも記述式と要尺計算の答案練習は含まないので、そこは公式の過去問題解説で補いましょう。

窓装飾プランナーを活かして転職を成功させる進め方

資格が評価される求人を探す

求人検索では「窓装飾プランナー」だけでなく、「オーダーカーテン」「カーテン 販売」「インテリアアドバイザー」「ショールーム」などの言葉でも探してみましょう。資格名が書かれていなくても、窓まわりの提案を任せる仕事は多くあります。

見つけた求人は、資格手当の欄と、仕事内容に採寸・見積もり・発注まで含まれているかを確認します。手当の有無と、資格の知識を使う場面があるかの両方を見ると、評価してくれる会社かどうかを見分けやすくなります。

職務経歴書で資格と経験をつなげる

「窓装飾プランナー 取得」と書くだけでは伝わりません。「1日4〜5件の接客で、採寸から見積もり、縫製仕様の指示まで担当した」「要尺の計算ミスによる作り直しを減らすため、発注前のチェック表を作った」など、知識を使った場面を数字とあわせて書きましょう。

業界未経験の人は、前職の接客で「要望を聞き取って提案した経験」を具体的に書き、資格の勉強で身につけた窓装飾の知識をどこで使いたいかを添えると伝わりやすくなります。

転職エージェントを味方につける

ここまでのステップを一人で進めるのは、店頭に立ちながらだとかなり大変です。シフト制で平日休みの仕事なら、面接の日程を合わせるだけでも手間がかかります。

そして、窓装飾プランナーの価値は、資格手当の有無や担当できる仕事の範囲として現れるのに、その条件は求人票に細かく書かれていないことが多い資格です。だからこそ、応募前に条件を確かめてくれる相談相手がいると心強くなります。

転職エージェントを使うメリットは?

求人探しから応募、企業とのやり取りまで、相談できることは主に5つあります。対応範囲はサービスによって異なります。

年収や資格手当の条件を相談できる

「資格手当は付きますか」「能率給はどのくらいになりますか」と、応募者が自分から切り出すのは気が引けるものです。エージェントは企業との間に入り、内定後の年収交渉や入社日の調整も手伝ってくれます。

希望に合う求人を紹介してもらえる

「オーダーカーテンの提案を続けたい」「店長を目指したい」「転居を伴う転勤は避けたい」。希望を伝えると、条件に合う求人を選んで紹介してくれます。一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあります。

入社前に職場の実情を確認できる

資格手当の対象になるか、採寸や見積もりを任されるまでにどのくらいかかるか、店舗の人数やシフトの組み方はどうか。入社してから「思っていたのと違った」とならないよう、応募前に確認できます。

書類や面接の対策をしてもらえる

資格と接客経験を職務経歴書にどう書けば伝わるか、面接で窓装飾の知識をどう話せばいいかを、担当者がアドバイスしてくれます。

面接の日程調整を任せられる

面接の日程調整や企業とのやり取りを代わりにしてくれるので、店頭の仕事を続けながらでも転職活動を進められます。

さらに、これらはすべて無料です。下の比較表のサービスは、どちらも求職者が料金を払わずに使える仕組みだと公式に案内しています。

こんな人は、まず相談だけでもしてみてください

  • 資格を取ったのに、今の会社では手当も評価も変わらない
  • 販売スタッフから店長や提案営業へ進みたい
  • 接客の経験を活かして、インテリアの仕事に移りたい
  • 転勤や休日の条件を変えたい
  • 転職するかはまだ決めていないが、自分の経験でどんな求人があるか知りたい

1つでも当てはまるなら、エージェントに相談してみましょう。あなたの経験と資格なら、どんな条件の求人があるのかを聞くだけでも、次の一手が決めやすくなります。

どの転職エージェントが自分に合う?

転職エージェント タイプ 特徴 向いている人
リクルートエージェント(公式サイト・新しいタブで開きます) 総合型 公開求人が多く、カーテン専門店やインテリア販売の求人も扱っている 地方も含めて、カーテン・インテリア販売の求人を幅広く比べたい人
type転職エージェント 総合型 職種ごとの専任アドバイザー体制。家具・インテリア・ホームセンターの求人区分がある 販売から家具・インテリアの提案営業へ移りたい人

窓まわりの仕事だけを専門に扱う転職エージェントは見当たらないため、総合型を中心に使い、気になる会社には採用ページから直接応募する方法もあわせて使いましょう。

よくある質問

窓装飾プランナーは意味ない資格ですか?

インテリア業界の外への転職ではほとんど評価されませんが、カーテン専門店やインテリアショップでは、資格手当(月5,000円〜1万円の例)や歓迎資格の対象になっています。窓まわりの提案・販売の仕事に就く人、続ける人には意味のある資格です。

インテリアコーディネーターとどちらを取るべきですか?

住まい全体の提案をしたいならインテリアコーディネーター、カーテンやブラインドの提案・販売を深めたいなら窓装飾プランナーが合っています。カーテン専門店の求人では両方を手当の対象にしている会社が多いので、働きたい会社の手当の規定も参考にしましょう。

未経験でも受験できますか?

一般の区分は、年齢・性別・学歴・経験を問わず誰でも受験できます。学生は、選択式だけのアソシエイトも受けられます。

独学で合格できますか?

公式テキストと協会が公開している過去問題解説を使えば、独学でも合格を目指せます。要尺計算と記述式は手を動かす練習が必要なので、早めに取りかかりましょう。直前ノートもご活用ください。

次の試験はいつですか?

2026年度の試験は9月2日〜16日に実施され、合格発表は10月15日です。2027年度の日程は、2026年10月1日時点で公表されていません。協会のホームページで最新の受験案内を確認してください。

資格の更新は必要ですか?

5年ごとの更新制で、更新料は9,900円(税込)です。更新しないまま再登録もしなければ資格を失うので、事務局からの案内を見落とさないようにしましょう。

まとめ:あなたの次の一手

窓装飾プランナーは、カーテン・ブラインドの提案と販売に関わる人にとって、資格手当と「採寸から発注まで任せられる人」という評価につながる資格です。一方で、インテリア業界の外では知られておらず、年収を大きく変えるのは資格よりも役職と担当できる仕事の幅です。

あなたの状況に合わせて、次の一手を選んでください。

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。